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北欧流ノーズワーク

愛犬がノーズワークで輝く時間

​~ 臭覚の環世界を楽しむアクティビティ ~

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犬と人の世界の見え方の違い

私たちは、美しい景色や色とりどりの色彩で世界を認識しますが、
「愛犬は、この世界をどう見ているのだろう?」と考えたことはありませんか?

最新の科学では、犬たちの鼻は私たちが想像もできないほど豊かな世界を捉えていることがわかっています。

 

​以下の文章は、​『犬から見た世界: その目で耳で鼻で感じていること』アレクサンドラ ホロウィッツ (著)の書籍からの抜粋です。

人間が世界を見るように、犬は世界を嗅ぐ。
匂いの世界は、少なくとも視覚の世界と同じくらい豊かなのです。

犬の鼻には嗅覚受容体の数が非常に多く、
匂いの情報が視覚よりも直接的に脳へ伝わるという特徴があります。


犬にとって「嗅ぐ」ことは、私たちが「見る」こと以上に

「世界を知るための本質的な方法」だということを、皆さんはご存じでしたでしょうか?

参考文献:『INSIDE A DOG: What Dose See, Smell, and Know』 Alexandra Horowitz​​​​

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ノーズワークについて

愛犬にとって、鼻を使うことは「呼吸をすること」と同じくらい自然で、本能的な欲求であることが分かりましたが、残念なことに現代の家庭犬の多くは、この素晴らしい才能を十分に発揮できる機会はそう多くありません。

そこで「ノーズワーク」は、犬が本来持っているこの「臭覚(世界を読む力)」を最大限に活用することのできるアクティビティです。

 

ノーズワークは、もともとアメリカで「保護犬の生活の質(QOL)」を高める目的から生まれました。その後、スウェーデンをはじめとする北欧諸国で、動物福祉(アニマルウェルフェア)の視点を取り入れながら発展し、現在の「北欧流ノーズワーク」として体系化されました。

 

犬が楽しむことを大切にするノーズワークの最大の特徴は、犬の「自主性」を尊重することです。それは犬が自分で考え、選び、行動することを大切にすることを意味します。どこを探すのか。立ち止まるか、進むか。そのすべてを犬自身が決めていきます。

 

ノーズワークでは、嗅覚を使い、試行錯誤しながら課題に取り組むことで、犬は少しずつ経験を積み重ねていきます。その積み重ねが、犬にとっての自信(セルフ・コンフィデンス)となり、落ち着きや安定した行動につながっていくと考えられています。

 

ノーズワークは、犬が本来持っている本能を解放して楽しむ時間であり、私はノーズワークを「犬の生活の質と福祉を支える大切な時間」だと考えています。

なので、デキタトデキルでは結果だけを追うのではなく、ハンドラーと愛犬が楽しめているか、自発的にサーチができているのかを大切にしています。
 

愛犬が楽しくサーチする姿を見て、力試しに競技会へ参加希望されるペアさんのサポートもしています。

​愛犬を通して感じたノーズワークの魅力

ノーズワークは、「問題行動を改善させる」「行動をコントロールする」ためのトレーニングではありません。
犬が本来持っている能力を、適切な形で発揮できる環境を整えて、提供すること。
そのためのアクティビティがノーズワークです。
元保護犬の愛犬と体験したことで得た、私個人が感じたノーズワークの魅力をご紹介します。​
​​

ノーズワークで犬に起きていること
 
・目で判断する世界から離れる
・音や視覚情報の優先度が下がる
・臭覚と感覚に集中する
・自主的な行動(選択・判断)

愛犬がノーズワークで輝く時間

ビスコが我が家へ来た頃、保守的で最初に通されたリビングから動かない、内向的で環境の変化に弱くストレスを感じやすいという特徴がありました。
さらに苦手な事、物、人、音なども多かったため、そんな愛犬に無理なく社会化もできて楽しみになるアクティビティをと考え探していたところノーズワークに出会いました。

最初はへっぴり腰でダンボールをのぞき込んでいました。素材が変わると途端にビビりが発動してモチベーションが下がったり、犬や人の気配や周りの音でサーチが中断することもしばしばありましたが、現在はその頃と比べると驚くほど自信がつき積極的になりました。

新しい環境へ練習へ行くと不安にしていても、サーチの合図でスイッチが入るようになったり、シッポが上がったり、人がいても、音がしても、臭覚を使い、自分で考え、自分で選び、迷いながらも少しずつサーチできるようにまでなりました。

ビスコッティがサーチ中に見せる姿は、本来犬であればどの子にも備わっている優れた特性です。ノーズワークを通して、犬が犬らしく本来の得意な力を発揮できるように自然と導かれたからと言えます。

どの犬も安心して楽しめる、本来の姿に戻れる時間がノーズワークにはあると、サーチ中の姿を見ていると、そう感じます。

ノーズワークのメリット

メリット1

ノーズワークでは、匂いを探している間、主導権を持つのは愛犬です。
スタートの合図の後、愛犬は自分の鼻を頼りに考え、選び、行動します。
飼い主は後ろからリードを持ち、必要以上に介入せず、そっと見守ります。

この関係性が大切なのは、犬が「自分で判断し、解決する経験」を積み重ねられるからです。そして飼い主はそれを信じて待つという、信頼関係構築のプロセスそのものともいえます。

常に指示に従う学習方法だけでは育ちにくい自立心(セルフ・コンフィデンス)が、ノーズワークの中では自然に養われていきます。

メリット2

①本能的欲求の充実

 犬の脳の大部分は臭覚処理に使われています。匂いを嗅ぐことは、犬にとっては情報収集であり知的刺激です。安心して匂い嗅ぎをさせることが可能です。

②鎮静効果

 集中して匂いを嗅ぐことで、興奮を鎮める効果を観察することがしばしばあります。

③心地よい疲労感

 10分間のノーズワークは、お散歩に匹敵するほどのメンタルエネルギーを使うと言われています。
 

そのため、
・雨の日や猛暑での運動不足
・シニア犬の活動量維持

・ストレス解消

などに最適です。

メリット3

ノーズワークの大きな魅力は、犬を選ばないという点です。(犬種、年齢、性別など不問)

すべての犬が本来持っている臭覚や狩猟本能という特性を活かしたアクティビティだからです。


怖がりな犬・保護犬:自分の力で正解にたどり着く経験は、環境への自信につながります。

エネルギーが高い犬・吠えやすい犬:
嗅覚を使った集中が、エネルギーの健全な発散先となることがあります。

シニア犬・身体に制限のある犬:激しい運動は必要ありません。お鼻が使える限り、生涯楽しむことができます。

東京都世田谷区代田2丁目

第一種動物取扱業登録 訓練・保管 24東京都 第006682号

登録年月日/令和2年4月24日 有効期限/令和12年4月23日

動物取扱責任者/大沼由希子

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